2009年6月11日木曜日

映画【おくりびと】


【おくりびと】DVDついに観ました(。'ω`)ノ
泣くだろうって最初から分かっていたから、部屋のパソコンでちっこく観ました(^_^;)
案の定 何度も泣きました(笑)

久石譲の音楽&山形の景色
が スケール感あるから、
大きいスクリーンの方がより良かったんだろうけどね(f^3^;)

観終わってびっくりしたのは、
死生っていうとても重いテーマなのに、
後味は軽いこと。

昨日紹介した【風が強く吹いている】の方が
よっぽど後味引きずってます。

映画の脚本は初めてという小山薫堂さんですが、
笑えるシーンと 重いシーンのバランスが良いんでしょうね。

納棺師っていう 光の当たらない仕事。
穢らわしいと言われ、
妻からも 見ず知らずの人からも 理解されない仕事。。。

でも本人が 汚い仕事という意識から
徐々に誇りを持って仕事をしていくように変化していくんだよね。
奥さんも、夫の仕事を実際に見て、理解して。

大悟の心の傷だった
幼い頃 蒸発した父親の存在も、最後に享け入れる。。。


最期に
身体を拭いて清めてもらって
綺麗にお化粧してもらって、
その行為は 故人への敬意と 最期の思い遣りだと思う。。。

だって、最期の最期は焼いちゃうんだもん
立派な棺も 綺麗な顔も もしかしたらグシャグシャになった身体も。

それなのに、20分以上も。
無駄のない綺麗な所作にて。
棺に納めてもらえる。

それは幸せなことに感じるんだ。

って怖くて悲しい暗い印象しかなかったのに。
確かに死生観が変わったのかもしれない。

他人様
に身体を清めていただき
誰もがハダカになって死んで逝く。

結局 人は最期の最期まで
他人の手によって生かされるんだ。
そして逝かされるんだよ。
そう思いましたね〜〜。


ちなみにボーナストラックの
ほぼノーカットの本木雅弘の納棺の儀
瞬きするのも忘れる程でした。
美しいです。
釘付けでした。


※あくまで個人の感想です。ご了承下さい。

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